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ものづくり補助金とは|対象・補助率・締切回と採択件数の推移

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金の対象者・補助率・上限額をJグランツの公式情報で整理し、第1次から第23次までの採択件数と都道府県別の傾向を自社集計で解説します。

2026年10月19日 更新 · 6分で読めます

この記事の結論

  • ものづくり補助金は、革新的なサービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善に向けた設備投資などを支援する、全国・全業種が対象の補助金です。
  • Jグランツでは第21次締切の補助上限額が4,000万円、補助率は1/2もしくは2/3と掲載されています。第22次・第23次は上限額が登録されていないため、公募要領での確認が必要です。
  • 採択件数は第2次の3,267件をピークに減り、第23次は448件です。件数が減るなかで、東京都が首位を保つ傾向は続いています。

ものづくり補助金とはどんな制度ですか?

正式名称は「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」で、経済産業省が所管しています。働き方改革、被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入といった制度変更に対応するため、中小企業・小規模事業者が行う革新的なサービス開発、試作品開発、生産プロセスの改善のための設備投資などを支援する制度です。

2026年6月29日から、別の補助金として「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」の第1回公募が行われています(締切2026年10月30日18:00)。枠と上限額は新事業進出補助金の記事で整理しています。

名前に「ものづくり」とありますが、商業・サービス業も対象です。製造業向けの全体像は製造業が使える補助金・助成金も参考にしてください。

対象者・補助率・上限額・締切は?

Jグランツに掲載されている3つの締切回の情報を並べます。

項目第21次締切第22次締切第23次締切
補助上限額4,000万円登録なし(公募要領で確認)登録なし(公募要領で確認)
補助率1/2 もしくは 2/31/2 もしくは 2/31/2 もしくは 2/3
従業員数制約なし制約なし制約なし
受付期間(Jグランツ掲載)2026年1月23日〜2027年3月23日2026年4月30日〜2027年6月30日2026年4月3日〜2028年3月31日
詳細当サイトの掲載ページ当サイトの掲載ページ当サイトの掲載ページ

補助対象者は、日本国内に本社と補助事業の実施場所を持つ中小企業者、特定非営利活動法人、社会福祉法人です。ただし、申請締切日前10か月以内に同じ事業の交付決定を受けた事業者は除かれます。

補助率が「1/2 もしくは 2/3」のどちらになるかを分ける条件や、上限額の詳細はJグランツの掲載文には書かれていません。申請前に必ず公募要領を確認してください。

採択件数はどう推移してきましたか?

ものづくり補助金の総合サイトが公表している採択者一覧を、当サイトで締切回ごとに集計しました。第1次から第23次までの採択件数の合計は46,693件です。主な回を抜き出します。

締切回全国の採択件数1位2位3位
第1次1,429件東京都 148件愛知県 108件大阪府 97件
第2次3,267件東京都 488件大阪府 299件愛知県 256件
第4次3,178件東京都 555件大阪府 321件愛知県 239件
第16次2,738件東京都 371件大阪府 177件愛知県 165件
第18次1,987件東京都 369件愛知県 166件大阪府 118件
第21次638件東京都 136件愛知県 42件大阪府 41件
第22次582件東京都 115件大阪府 50件愛知県 39件
第23次448件東京都 87件大阪府 46件愛知県 35件

読み取れる傾向は3つあります。

  • 件数は第2次がピーク:3,267件だった第2次以降は増減を繰り返し、第18次の1,987件から第23次の448件まで減り続けています。
  • 東京都はほぼ常に1位:第17次を除く全ての回で首位です。第1次は148件、第23次は87件で、全国の件数が大きく減るなかでも首位は変わりません。
  • 上位の顔ぶれは大都市圏中心:第1次から第23次までの累計は、東京都7,402件、大阪府3,750件、愛知県3,470件の順です。少ない側では鳥取県111件、島根県166件でした。

なお第17次は185件(38都道府県)と、前後の回より極端に少なく掲載されています。公表資料の集計であり、その理由はこのデータからは分かりません。

地方でも、北海道は第16次に161件で全国4位になるなど、回によって順位が動きます。自分の地域の推移はものづくり補助金の採択結果の都道府県別ページ(例:東京都)で確認できます。

数字をどう使えばいいですか?

総合サイトは、締切回ごとの申請者数と採択者数も公表しています。当サイトで採択率を計算すると次のとおりです。

締切回申請者数採択者数採択率(当サイト計算)
19次5,3361,698約31.8%
20次2,453825約33.6%
21次1,872638約34.1%
22次1,552582約37.5%
23次1,275448約35.1%

申請者数は減っていますが、採択率は3割台で大きくは変わっていません。不採択だったときの見直し方は補助金の採択率にまとめています。

自分の事業がどの目的に当てはまるかは、設備投資・IT導入や販路拡大の一覧とあわせて確認すると整理しやすくなります。採択を約束する方法はありません。事業計画を丁寧に作り、公募要領の要件を一つずつ確認することが基本です。

出典:

この記事で紹介した補助金

よくある質問

ものづくり補助金は製造業でないと使えませんか?

製造業に限りません。Jグランツの掲載では、建設業、小売業、飲食・宿泊業、医療・福祉など全業種が対象業種に挙げられています。補助対象者は、日本国内に本社と補助事業の実施場所を持つ中小企業者、特定非営利活動法人、社会福祉法人です。

補助上限額はいくらですか?

Jグランツでは第21次締切が4,000万円と掲載されています。第22次・第23次は上限額が登録されていないため、各回の公募要領で確認してください。

過去の採択件数から採択率は分かりますか?

分かります。総合サイトが公表している申請者数と採択者数から計算すると、19次〜23次締切の採択率は約32〜38%です(当サイト計算)。

続けて申請できますか?

申請締切日前10か月以内に同じ事業の交付決定を受けた事業者は対象から除かれます。

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